はじめ方

牛肉を買えなかったフィジークが副業パーソナルトレーナーとして経済的に自立した話

こうさんアイキャッチ
Bobby Saitou

パーソナルトレーニングの副業で月8〜12万円の収入を得ているこうさん。

これまでに副業を始めてはつぶしての繰り返しで、パートナーから「子どもが生まれるいまだけは副業を止めてほしい」と説得もされました。

かつては保険にもたくさん入り、身の丈に合わない車を買うなどで生活に困ることが多かったのだそう。トレーニングのために牛肉を買いたいのに、鶏の胸肉しか買えない生活を脱したいと心に誓って、6度目の正直で挑んだパーソナルトレーナーで成功を掴みました。

パーソナルトレーナー・こうさんのこれまでとこれからを語っていただきました。

こうさん

愛知県在住の28歳。本業でシフト制の仕事をしつつ、副業はパーソナルトレーナーとして活動中。

毎月の副業収入は8〜12万円。トレーニング歴8年でフィジークの競技経験を活かして顧客の体型の悩みに向き合っている。

つぶした副業は5つ。挫折の連続だった

こうさんはこれまでに副業を始めては辞めてを繰り返していました。つぶした副業は5つ。副業の内容はせどり、アフィリエイトブログ、Instagramの情報発信など多岐にわたります。

「せどりは5,000円から1万円を稼ぐのがやっとでした。労力も時間もだいぶかけていたのですが、あまり上手くいかなかったので事業を畳んでしまいましたね」

アフィリエイトブログは30記事ほど投稿するも、パソコンが苦手なこともあって収益がゼロ。Instagramの発信も思うような結果が出なかったとのこと。

こうさんは結婚をしていますが、副業がうまくいっていないこともあり、奥さんに対して発言力の弱さを感じて、肩身が狭い思いをされていたそうです。

乗り越えられたのは、経済的なコンプレックスがあったから

こうさんは、以前は浪費癖があり、自由に使えるお金が少なかったのだそう。

「浪費していたころは当時ひとり暮らしだったんですけど、借金して見栄を張った車を買ったり、保険にたくさん入ったりと、毎月カツカツの状態で何年も過ごしていました」

本業は収入が大きく上がる見込みが薄く、選択肢が少ない状態が何年も続いたそうです。それが、自分で稼ぐしかないという副業のモチベーションに繋がっています。

パーソナルトレーナーの副業を始めたころには結婚をして、お子さんが生まれた直後。「今だけは副業を辞めてほしい」と奥さんからは強く説得されたそう。

それでも、選択肢が少ないことの苦しみを家族に味あわせたくない一心で、長い時間をかけて奥さんを説得したとのこと。

副業を5つ断念して、家族からの説得があっても新たに副業に挑戦したのは経済的なコンプレックスがあったから。

それも、新しく家族に加わったお子さんに同じような苦労をさせたくないという一心でパーソナルトレーナーを始めて、いま、ようやく副業月収8〜12万円を達成できています。

人に会い続けたら、仕事は向こうからやってきた

こうさんは長い副業歴のなかで、経営者や副業成功者が集まるオフ会に参加することを続けてきました。刺激やエネルギーをもらったり、事業のノウハウを聞いたりと多くの学びを得てモチベーションを保っていたのだそう。

時間を見つけては人に会い続けるうちに、あるオフ会でこうさんの引き締まった体つきを見た男性から、「食事指導をしてくれないか」と持ちかけられたことがありました。

トレーニングや大会出場の経験を活かしてパーソナルトレーナーの副業をする発想はこれまでなかったそうです。

人に会ううちに食事指導の仕事から始まり、お客さんから紹介をされ、こうさんの評判が広がっていまでは継続のお客さんが5名ほどいるとのこと。

オンラインとAIを駆使した「スキマ時間」の活用

こうさんの活動の主戦場は、意外にもオンラインです。全体の約7割をオンラインでの指導が占めており、Google Meetなどを活用して自宅から全国のお客さんへ指導を行っています。

対面での指導が必要な場合は、愛知県内や出張先のレンタルジムを「インスタベース」などのアプリで予約。特定の店舗を持たないことで、固定費を抑えつつ身軽に活動を続けています。

さらに驚くのは、その徹底した効率化です。本業の通勤時間を活用して、LINEでの食事指導を行っています。

「ChatGPTに返信用のテンプレートを覚えさせて、自分なりのコメントを少し添えるだけで丁寧な文章ができるように設定しています。そうすることで、移動中でも5名のお客さんへスピーディーにフィードバックが返せるんです」

こうした工夫により、本業や育児と両立しながら、一人ひとりの顧客に手厚いサポートを提供することが可能になっています。

副業収入で得た自信と、家族に言えるようになった「いいよ」

副業が軌道に乗り、安定した収入を得られるようになったことで、家庭内でのこうさんの立ち位置も大きく変わりました。

かつては副業の失敗続きで肩身の狭い思いをしていましたが、いまでは奥さんが「子どものものが欲しい」と言ったときに、自信を持って「全部いいよ」と言えるようになったのだそうです。

「最初は反対していた奥さんも、いまでは一番の理解者になってくれています。経済的な余裕が、家庭の笑顔に直結していることを実感しています」

失敗を繰り返した過去があるからこそ、いまは経済的に余裕のある状態に。手に入れた家族との時間は何物にも代えがたい財産となっています。

大切なのは「悩み解決」と「結果が出るまでやめないこと」

こうさんは今後、副業収益を現在の2倍から3倍にあたる、月収30万円まで伸ばすことを目標に掲げています。

これから副業を始めたいと考えている人に向けて、こうさんは自らの経験から2つのアドバイスを贈ってくれました。

1つ目は、「目の前の人の悩みを解決する視点を持つこと」です。自分のやりたいこと以上に、相手が何を求めているかに寄り添うことが事業の土台になると言います。

2つ目は、「結果が出るまで絶対に諦めないこと」です。5つの副業で挫折を味わったこうさんだからこそ、継続の重要性は人一倍重みを持って響きます。

かつての経済的なコンプレックスを乗り越え、人の悩みに寄り添うトレーナーとして歩み始めたこうさん。その情熱は、これからも家族の幸せを支える大きな力となっていくはずです。

ABOUT ME
ボビー斉藤
ボビー斉藤
Webライター・ブロガー
ライター歴12年の1985年生まれ。2024年にWebライターとして独立し、取材やIT系メディアのコンテンツを中心に執筆している。
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