受注率が9割!?図解作成の副業で月10万円稼ぐ大学院生の話
画像作成ツール「Canva(キャンバ)」を使った図解作成の副業で月10万円を稼ぐしゃちほこさん。
大学2年生のときにブログを始めて約5ヶ月で月1000円のアドセンス報酬を手に入れ、その後ブログの経験を活かしてWebライターとInstagram運用代行を始めました。
2025年9月に図解作成に絞って、プラットフォームのなかで一定のポジションを確立しているしゃちほこさん。副業を始めたきっかけや図解作成に絞った理由、副業で変わった私生活について話を聞きました。

しゃちほこさん
機械工学を専攻する大学院の2年生。2022年2月にブログを開設して同年7月には月1,000円ほどのアドセンス報酬を手に入れる。
2024年4月にはライティングや画像作成などなんでもやるオンライン秘書に近い業務委託案件を請け負って、2025年7月には最高月収20万円を獲得。
これまで取り組んだ副業で一番楽しかったという図解作成に絞り、現在は月10万円を稼いでいる。
ポートフォリオ
研究とアルバイト、そして副業でフル稼働

非常勤講師の授業と授業の間、10分間で納品することもあると話してくれました。機械工学を専攻する大学院生で、2026年4月からはエンジニアになる予定の彼女からは、理知的な様子がうかがえます。
副業を始めたのは2022年2月。初めて取り組んだブログを、わずか5ヶ月で収益化させました。最初の収益は、月1,000円ほど。その経験を活かしてWebライターとInstagram運用代行をクライドソーシングサイトで請け負って、クライアントワークにシフトしました。
「大学院に入った時ぐらいにオンライン秘書も始めて、多くの副業を経験する中で図解作成に絞りました。何にでも取り組んでいたときのほうが、報酬は高かったんですけどね。修士論文と重なったらキツイなと思いました」
限界を迎える前に、先を見越して副業の業務量は減らしたそう。
一時期は月20万円ほどあった副業収入は、キャパシティの問題から図解作成のみに取り組むことで月3万円に落ちたけれども、いまでは10万円稼いでいます。
スキマ時間の10分で図解1枚作ることも
大学院での研究と飲食店のアルバイト、非常勤講師に、さらに副業をこなすしゃちほこさん。それでも、両立に困ったことはないと話します。
「私の場合、”研究”と”仕事”みたいにバチって分けていなくて、研究でプログラム書いて走らせてる合間にちょっと副業をするとか、融合している感じがします」
取材の件で連絡すると、即時にレスポンスが返ってくることも印象的でした。
時間をできるだけ有意義に使うためには、やらなければならない作業を分解することが重要だと話してくれました。
「頭をフル稼働させてがっつり作業をしなきゃいけないものなのか、細切れの10分でもできるものなのかっていうのを、仕事や研究といった領域で分けてます。そうすると、いざ時間ができた時に”今これだけやっておこうかな”ができます。慣れてるお客さんだったら、10分あったら1枚の図解ができちゃうので、作って送って、次の10分でまた作って、をすることもあります」
作業スピードは人それぞれで、しゃちほこさんは特別早いのかもしれません。しかし、移動中には構成を考えて、時間ができたときにあとはデザインを組み立てるだけの状態にしているそうで、スキマ時間の活用は参考になります。
いまの時間単価は始めたときの約3倍
「お客さんが継続してお仕事をくれたり、自分の作業スピードも上がってきたりで、時間単価は3倍ほどに上がりました」
時間単価をそこまで上げられた理由として、自分のなかで引き出しが増えたことを挙げてくれました。新規のお客さんの依頼でも「過去に納品した図解の構成は使えるな」と引っ張ってくることで、作業スピードと図解の質は大きく向上しているとのこと。
「私、コミュニティのなかで図解作成といえばしゃちほこってイメージを作りたかったんです。自分のサービスを出しているプラットフォームの中で「図解」っていうカテゴリーがあるんですが、そこで一番実績を作りたいなっていうのを考えていて。そのプラットフォームでは納品したあとにいいねをもらえる機能があるんですけど、2番目の方とは大きく差をつけられたので、ひとつの目標は達成できたかなと思ってます」
クライアントワークをするにあたって、継続の案件は作業効率が良いため時間単価を上げてくれます。さらに、スキルが積み重なればデザインの引き出しが増えて、より良い提案ができるようになっているようです。
案件の受注率を約9割にしたシンプルな方法

画像作成や図解作成の案件は「ポンポン採用いただいてる」と話してくれたので、その秘訣を詳しくうかがいました。
「案件獲得に大きく効いているなと思うことが2つあって、1つ目は案件を見たらすぐに応募すること。最初に応募してくれた人ってやっぱり印象に残りやすいですし、時間が経てば経つほどいろんな人が応募して、埋もれてしまいますよね。だから、早くに応募するっていうのは大事にしてます」
たしかに、筆者が取材させてくれる人を募った際に誰よりも早く応募してくれたのはしゃちほこさんでした。
「もう1つはサンプルをつけて応募することです。募集文には、こういう画像を作ってほしいという要望が書かれていることが多いので、それを見てサンプルを作っちゃいます。お客さんの中では”このサンプルめっちゃいいから色味だけ変えてこのまま納品してくれ”って言う人がいるくらい、そのまま納品しても問題ないレベルのものを送るというのは強く心がけています」

サンプルをつけたものは、約9割の確率で案件に採用されているとのこと(!)
たしかに、記事や動画作成の案件と違って、画像作成の案件はクライアント側の確認時間が短く、ぱっと見でクオリティや自分の要望に近いかがわかります。
案件を見つけたら、サンプルをつけてすぐに応募する。シンプルだけれども差別化戦略としてはもっとも大切なことのように思えます。
サンプルは納品レベルまで至っていないと逆にマイナスの印象を与えてしまうため、送るんだったら徹底的に整えたものを作るようにしているそうです。
副業を始めたい人に伝えたいこと
とにかくやってみることが大切だと話してくれました。
「他人の目を気にしてモジモジしている人が、真面目な人ほど多いんですけど、ぶっちゃけ他人は覚えてないし、気にしない。自分自身でさえ、翌日には忘れてる。例えば記事を公開したとして、次の日にまであの記事変だったなって思うことはきっとないですよ」
しゃちほこさんは、ブログ初心者さんの相談を受けることも多いそう。
「まぁ死なないんで書きましょう!ってとりあえず言ってます(笑)」
それでも、やはり自分がかけた時間に対してリターンが欲しいというところで、二の足を踏んでいる印象が多いのが副業です。しかし、それでもチャレンジすることの大切さを教えてくれました。
「ある程度リターンが欲しかったら、Webライターや動画編集をやって、自信をつけるのでも良いのかなと思います。周りのブロガーさんで稼げなくてモチベーション下がってる人から相談受けたときは、一旦Webライターやってみては?と言ってます」
臆することなく、多くの副業に挑戦してきたしゃちほこさん。まずはやってみる精神で道を切り開いてきた自信がうかがえます。
しゃちほこさんは仕事が特別早く、要領がいいのかもしれません。しかしそれは、多くのことに挑戦してきた結果ともいえます。
9割ほど取れる案件獲得方法も、ただなんとなくそうしたほうがいいだろうという理由で試した結果だったそう。それもやってみないとわからなかったことです。
致命傷は負わないから大丈夫!しゃちほこさんは笑って、後押ししてくれました。
