書くことが好きすぎる!noteとWebライティングの副業で月5万円を稼ぐ会社員に取材
「好きなことを活かして副業したい!」「月に数万円でも収入を増やしたい」と考える人は多いものの、実際に稼ぎ続けられる人は多くありません。
途中で挫折してしまう人が後を絶たない中、ご自身の「好き」を武器に、着実に収益を積み上げている方がいます。
今回取材させていただいたのは、IT企業で会社員として働きながら、「note」と「Webライター」の2軸で月に約5万円の副業収入を得ている、なかむらあおさんです。
子育てと本業に追われる多忙な日々の中で、一体どのようにして作業時間を確保しているのでしょうか。そして、数々の副業に失敗してきた彼女が、なぜ「書くこと」で収益化を達成できたのか。
そこには、単なるノウハウにとどまらない、圧倒的な「書くことへの情熱」と、「継続する力」がありました。
これから副業を始めたい方、特にWebライターやnoteに興味がある方にとって、間違いなくヒントになるリアルな体験談をお届けします。

なかむらあおさん
IT企業で時短勤務として働く傍ら、note執筆とWebライターをこなすワーママ。
学生時代から10年間ブログを運営した経験を持つ。育児記録から始めたnoteでは、ワーママとしての転職失敗談などリアルな体験を発信して収益化に成功。
noteを名刺代わりにWebライターとしても活躍の場を広げ、現在副業で月5万円を稼ぐ。
「書くことが好き。」その裏側で続かなかった副業
現在、Webライターとnoteの執筆を中心に活動しているなかむらさんですが、最初から今のスタイルが確立されていたわけではありません。実は、過去には数々の副業に手を出しては挫折を繰り返してきたという、意外な過去がありました。
「痛手はないんですが、数々失敗してきた副業もたくさんありまして。例えばLINEスタンプとか、YouTubeとか、楽天ROOM、あとはライバーや音声配信なんかも一通りやりましたね。でも、どれも続かなかったんです」
InstagramやYouTubeは1年、ライブ配信はたった1回で辞めてしまったと笑って振り返るなかむらさん。
様々なジャンルに挑戦し、一定期間継続できたものもあったにもかかわらず、最終的に手放してしまった最大の理由は「書くことじゃなかったから」という非常にシンプルなものでした。
一方で、彼女の「書く副業」の原点は長く、大学生時代にまで遡ります。
「ブログなら月5,000円稼げるらしい」という友人の言葉をきっかけにブログを開設し、そこから約10年間もブログ運営を続けていたのです。
夜中の1時、2時までブログを書き、翌朝6時からコンビニでアルバイトをするという過酷な生活を「とにかく楽しすぎて時間が足りなかった」という情熱だけで乗り切っていました。
結果として月に1万円ほどの収益を達成したものの、「稼ぐこと」以上に「書くこと自体が楽しかった」ため、そこで満足してしまったと語ります。
様々な副業に手を出しては辞め、最終的に「文章を書くこと」に戻ってきたなかむらさん。「自分の好きなこと、情熱を傾けられること」を選ぶことが、副業を長く続けるための絶対条件であることがよくわかります。
noteで月1万円稼げるまでに何をしたか

ブログで月1万円を稼いでいた実績を持ちながら、なぜなかむらさんは現在「note」を主戦場の一つに選んだのでしょうか。
きっかけは、お子さんが生まれる前の産休中でした。「育児記録」を残す場所が欲しいと考え、noteに行き着いたのです。
最初の2年間は無収益で日記を綴っていましたが、「noteで稼いでいる人がいるらしい」と気づき、人の役に立つ文章を書く方向へシフト。そこからわずか半年でnoteの収益化を達成しました。
しかし、その道のりは決して平坦ではありませんでした。
「一番初めに収益化を目指した時は、今まで書いた日記を一つずつとりあえず100円に設定してみたんです。でも、それは全く売れなくて。やっぱり値段をつけるだけじゃダメなんだなと痛感しました」
そこで彼女がとった行動が「競合分析」でした。他の人がどのような有料記事を販売しているのか、どういうジャンルが、いくらで売れているのかを徹底的にリサーチしたのです。
その結果、初めて売れた有料記事は「転職活動」をテーマにしたものでした。
ワーママならではの転職活動記録は読者の関心を惹きつけました。さらに面白い発見として、「転職の成功談」よりも「転職の失敗談」の方が圧倒的に売れることに気づいたと言います。「失敗したくない」という読者の強い悩みが、有料記事を購入する動機に直結している証拠です。
現在、noteには20〜30本ほどの有料記事を公開しており、月1万円ほどの収益をコンスタントに生み出しています。
なかむらさんはnoteを執筆する際、SEO(検索エンジン最適化)対策を重視していないのだそうで、過去の記事が埋もれやすい傾向にあります。
しかし、新しい記事から過去の有料記事へうまくリンクを繋ぐことで、継続的な販売に結びつけています。
さらに、noteを活用したユニークな取り組みも行っています。
スキルマーケットの「ココナラ」を活用し、自身のnote記事の文頭・文末に宣伝を載せる「スポンサー枠」を販売しているのです。「3記事への掲載で1,500円」という手頃な価格設定からスタートし、記事の拡散や執筆代行をオプションでつけるなど、実績作りのための工夫を凝らしています。
直近では法人から商品の無償提供(ギフティング)や、1万円以上でスポンサー枠を購入されることも。
Instagramでは一般的なインフルエンサーマーケティングが、noteでも行われ始めた実感がある、となかむらさんは話してくれました。
こうした「他の人がやっていないことを真似して取り入れる柔軟性」も、収益化の大きな鍵となっています。
作業時間の確保に苦しみながらコツコツ続ける
副業において最大のハードルとなるのが「時間の確保」です。なかむらさんも例外ではなく、本業と育児、そして副業の両立には大きな苦労がありました。
現在はIT企業で時短勤務をしながら、1日1〜2時間ほどを副業に充てていますが、2025年まではフルタイムで働いていました。
「当時は本当に書く時間がなくて。フルタイムで働きながらWebライターとnoteもやっていたので、睡眠時間を削って削って、夜中に作業をしていましたが、体力的にはきつかったです。」
それでも辞めなかったのは、「書くことが好き」という執念にも似た情熱があったからです。そして、副業からの売上が定期的に立つようになったタイミングで、本業を時短勤務に切り替えました。
現在は、出社日と在宅勤務日をうまく使い分けて作業時間を捻出しています。
出社日: 通勤の電車内など「隙間時間」を活用。スマホを使ってnoteの執筆を行う。
在宅日: パソコンが触れる環境のため、Webライターの執筆業務を行う。
まとまった時間が取れないことを言い訳にせず、細切れの時間をパズルのように組み合わせてnoteやWebライティングの案件の執筆を続ける。この「執念」こそが、月5万円という成果を裏打ちしています。
Webライターこそnoteをやるべき!と語る理由
なかむらさんの副業収入(月5万円)のうち、大きな割合を占めているのが「Webライター」としての報酬です。
主に「リベシティ」というコミュニティ内の案件や、企業から単発の依頼を受けていますが、実は「noteをやっていたこと」がWebライターとしての活動に強烈な相乗効果を生んでいると言います。
「Webライターのお仕事を受けた理由の多くは、クライアントさんが私のnoteの記事を見てくれたからなんです。ライターとしての経験が浅い段階でも、単価の良い案件をいただけたのは、noteがポートフォリオになっていたからです」
Webライターにとって「自分がどれくらいの文章力を持っているか」「どのような実体験に基づいた説得力のある記事が書けるか」をクライアントに提示することは非常に重要です。しかし、初心者のうちは見せられる実績がありません。
そこで、noteが自身の「看板」として機能します。
「note単体で大きな売上が立たなくても、そこから派生してライティングの案件を受注する機会が増えているんです」となかむらさんが語る通り、Webライターとして稼ぎたい人にとって、noteでの発信は相性の良い戦略と言えるでしょう。
収益の変動が激しいnoteと、書いた分だけ報酬が入るWebライター。この2つを掛け合わせることで、精神的にも金銭的にも安定した副業ポートフォリオを構築しているのです。
なかむらあおさんが思う、noteに向いている人と向いていない人
長年「書くこと」に向き合ってきたなかむらさんに、「副業としてのnoteに向いている人と向いていない人の違い」を聞いてみました。
「noteに向いている人は、コツコツ続けられる人ですね。すぐに結果が出るものではないので、生活の中からタネを見つけて、文章を書き続けられる根気がある人かなって思います。あとは需要を調べて、人に求められるコンテンツを書ける人。自分の中で完結する独りよがりな文章ではなく、”他人が何に困っているか”や、”どんな話題が求められているか”を、リサーチして書ける人は向いていると思います。」
逆に、向いていない人は「一攫千金タイプの人」だと話してくれました。初期の報酬はゼロに等しいため、すぐに見切りをつけてしまうことが多いんだそうです。
「(一攫千金を狙う)そういったタイプの方は、別の副業ジャンルを選んだ方が無難ですね。」と指摘します。
これからの目標を聞いてみた
最後に、今後の目標や展望についてお伺いしました。
目標の数字としては、現在の副業収入「月5万円」をしっかりと継続していくこと。しかし、彼女の視線はもっと先のライフスタイルに向けられていました。
「子どもが小学生になると、また時間のやりくりが大変になると思うんです。なので、今後は本業をさらに業務委託やパートといった形に切り替えて固定の時間を短くして、その分、Webライターやnoteなど『書く仕事』の割合を増やしていきたいです」
「ずっと書き続けられることが目標」と語るなかむらさん。本業に忙殺されて書く時間が奪われることを避けるため、ライフバランスを「執筆」へと傾けていく計画を立てています。
さらに、自分自身の活動にとどまらず、「これからnoteを始めたいと思っている人のサポート」にも力を入れていきたいとのこと。
自身の数多くの失敗と、そこから這い上がってきたリアルな経験をもとに、一歩を踏み出したい人の背中を押す活動を構想しています。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉を、そのまま体現しているようななかむらあおさん。
自身の言葉をコツコツ書き連ねてきた彼女でも、かつては様々な副業に手を出しては辞めた時期がありました。
しかし、結局は書くことが存分にできるnoteとWebライティングにシフトしていきました。
結局は好きなことをやることが一番。取材にハキハキと、本当に楽しそうに答えてくれたなかむらさんの笑顔を見ていると、やはり”好き”に敵う原動力はないのだと実感しました。
